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興研、一時11%安 1~6月好業績でも配当予想撤回

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4日の東京株式市場で防じんマスク大手の興研株が急落した。一時、前日比323円(11%)安の2658円まで下落した。3日に発表した2020年1~6月期の連結決算は純利益が前年同期に比べ約4倍と好調だったが、同時にコロナ禍で先行きが見通しづらいとして20年12月期通期の年間配当予想を撤回したことが嫌気された。マスク関連銘柄として買われた経緯もあり、売りが膨らんだ。

終値は310円(10%)安の2671円だった。東証ジャスダック市場の値下がり率ランキングで2位に入った。

20年1~6月期の純利益は4億8900万円だった。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、医療用マスクや産業用マスクの需要が増加し、売上高が29%増の51億円となった。

一方で医療用マスクの需要は高止まりしているが、製造業などで使用される産業用マスクの受注は減少傾向にあるなど不確定要素が多いとして、20年12月期通期の業績予想を引き続き未定とした。同時に従来25円(中間配0円、期末配25円)としていた年間配当予想を取り下げた。

楽天証券経済研究所の窪田真之氏は「市場はコロナ禍の『マスクバブル』の中でこれまでの業績好調は織り込み済みだった。今回は先行きの不透明感を嫌気した」と解説する。

同社のPER(株価収益率)は34倍程度となっている。市場では「PERの水準からして買われすぎという印象もある。1~6月期業績という好材料を消化したため、ここから一段の上値を追うのは難しそうだ」(国内証券)との声が聞かれた。

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