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アルファベット、ESG債発行6000億円 格差是正に投資

アルファベットは再生エネ投資や人種格差是正に資金を振り向ける=ロイター

【ニューヨーク=宮本岳則】米検索最大手グーグルの親会社、アルファベットは3日、資金使途を環境関連と社会貢献に限定した社債「サステナビリティボンド」の発行を決めた。起債額は3本合計で57億5千万ドル(約6千億円)。人種間格差の是正に向けて黒人が経営する企業への出資にも振り向ける。

アルファベットは3日、償還期限の異なる6種類の社債の発行条件を決め、うち5年債と10年債、30年債の3本が使途を限定した「サステナビリティ債」だった。この日の起債総額は6本合計で100億ドル(1兆500億円)。信用力の高い企業が発行する米国の「高格付け債」市場には運用難のマネーが集まり、前年比約2倍のペースで起債が進んでいる。アルファベット発行の社債も起債額を上回る投資家の需要を集めた。

アルファベットは米証券取引委員会(SEC)に提出した書類で、サステナビリティ債の資金使途について説明した。環境配慮の分野ではエネルギー効率化投資や、再生エネルギー投資、電気自動車(EV)関連のインフラ投資などに振り向ける。社会貢献分野では人種間格差是正に向けて、黒人の経営するスタートアップ企業に出資したり、黒人のコミュニティーへの資金供給に使ったりするという。

ESG債市場には環境関連の事業に資金使途を絞った「グリーンボンド(環境債)」のほか、社会貢献事業に資金を充てることを目的とした「ソーシャルボンド(社会貢献債)」、環境・社会貢献の両方を目的とした「サステナビリティボンド」の3種類がある。国際復興開発銀行(IBRD)が4月、新型コロナウイルス対応を資金使途とする債券を80億ドル発行した。市場関係者によるとアルファベットのESG債はIBRDに次ぐ、過去2番目の発行規模だったとみられる。

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