米食肉大手タイソン、新CEOにハイテク出身バンクス氏

2020/8/4 1:47
保存
共有
印刷
その他

【シカゴ=野毛洋子】米食肉大手タイソン・フーズは3日、ノエル・ホワイト最高経営責任者(CEO、62)が10月3日に退任し、新CEOにハイテク畑出身のディーン・バンクス社長(46)が就任すると発表した。

米タイソン・フーズは新トップのもと、工場の自動化を進める=AP

バンクス氏は米グーグルの持ち株会社アルファベットの子会社で次世代技術開発施設「X」の幹部などを経験。17年にタイソンに役員として迎えられ、19年に社長に就任したばかりだ。同社加工工場での新型コロナウイルスの集団感染発生や米司法省による価格操作疑惑など、逆風が吹くなかでのスピード昇進になる。

タイソンはバンクス氏のもと、ロボット導入など工場の自動化を進める。新型コロナの感染拡大で起きている工場の人材不足を解消し、従業員の安全性を向上させる。ここ数年で伸びてきた電子商取引(EC)にも力を入れる。

トップ交代を好感し、3日午前の米株式市場で同社の株価は3%近く上昇した。

同社が3日発表した2020年4~6月期決算は減収減益となった。工場の設備投資や従業員への特別手当てなど新型コロナ対策費用が3億4000万ドル(360億円)にのぼった。感染による工場の一時閉鎖に伴い生産量が急減し、牛肉や豚肉の売上高が2ケタ落ち込んだ。純利益は前年同期比22%減の5億2700万ドル(約560億円)、売上高は8%減の100億2200万ドルだった。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]