ispace、着陸機の打ち上げ1年延期 22年に

2020/8/4 8:30
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月探査機開発のispace(東京・港)は開発中のランダー(着陸機)の打ち上げを1年延期し、2022年を目指すと発表した。ランダーに使用する一部の部品で、探査に影響を与えかねない欠陥が見つかり、再設計が必要と判断したため。21年にランダーの部品の組み立てを本格的に開始し、22年に米スペースXの「ファルコン9」で打ち上げる。

民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」で使うランダー(提供:ispace)

9月までに電子部品や推進系などで詳細な設計を完成し、外部の専門家からレビューをもらう。年内をめどに地上の管制室を設計、稼働させる計画だ。

ispaceはランダーの最終デザインを公開した。ランダーは着陸時の足を広げた幅が約2.6メートル、高さ約2.3メートル、重さ約340キログラム。月までの軌道を燃料の消費が少ないものへと変更し、搭載する燃料の量を300キログラムほど削減、燃料タンクを小型化した。ランダーの上部には人工衛星など約30キログラムの荷物を搭載でき、科学探査用の機器などを運ぶ。

ispaceは米航空宇宙局(NASA)の月への商用物資輸送計画に参加している。23年には月面を移動するローバー(探査車)を搭載したランダーの打ち上げを目指す。

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