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久保九段が挑戦者に 将棋王座戦、渡辺二冠破る

(更新)

第68期将棋王座戦(日本経済新聞社主催)の挑戦者決定戦が3日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、後手の久保利明九段(44)が渡辺明二冠(36、棋王・王将)を破って王座挑戦を決めた。初防衛を目指す永瀬拓矢王座(27、叡王)との五番勝負第1局は9月3日、神奈川県秦野市の陣屋で指される。

久保九段は対局終了後、「五番勝負はスタートダッシュを失敗するとあっという間に終わってしまう。第1局からしっかり準備して臨みたい」と抱負を語った。勝っていれば名人戦に続く挑戦で、三冠、四冠の可能性が見えていた渡辺二冠は「チャンスがありそうな将棋だった。残念です」と話した。

久保九段は現在のトップ棋士では数少ない振り飛車党で、「さばきのアーティスト」の異名をとる。王座戦は2007年以来13年ぶり3度目の挑戦。過去2度の五番勝負は羽生善治王座(当時)に敗れており、自身初の王座を目指す。今期の王座戦は2次予選から勝ち上がり、本戦(ベスト16)では松尾歩八段、飯島栄治七段、大橋貴洸六段を破って挑戦者決定戦に駒を進めていた。

この日の将棋は久保九段の四間飛車に、渡辺二冠が居飛車で対抗。定番の美濃囲いではなく玉を7二にとどめる工夫を見せる久保九段に対し、渡辺二冠は自玉側の端攻めで仕掛ける。久保九段が激しく反撃し先手玉は土俵際まで追い詰められたが、渡辺二冠はギリギリで踏みとどまる。その後も両者攻めたり守ったりの複雑な戦いが続いたが、最後は自玉の堅さで勝る久保九段が抜け出した。

久保九段は1975年生まれ。兵庫県加古川市出身。淡路仁茂九段門下。93年四段プロデビュー。タイトル獲得は7期。タイトル戦登場は15回目となる。

 9月3日に始まる将棋王座戦五番勝負のもようは、昨年に引き続いて動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で大盤解説をライブ配信します。

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