太平洋岸自転車道の起点、千葉・銚子にモニュメント
「チーバくん」と和歌山へペダルをこぎ出そう――。千葉県銚子市の銚子駅近くに、同市から和歌山市までの全長約1400キロメートルの「太平洋岸自転車道」の起点を示すモニュメントが作られ、2日に除幕式があった。

県のマスコットキャラクター、チーバくんが自転車にまたがる像や起点の道標をあしらった。自転車道をPRし、地域の観光振興につなげる。
太平洋岸自転車道は銚子市から富津市まで房総半島を巡った後、船で神奈川県にわたり、太平洋沿いの6県を結ぶ構想。国や関係自治体などで路面標示や案内看板の設置、サイクルステーションの整備などが進む。日本を代表する自転車道として国が認定する「ナショナルサイクルルート」(2019年度創設)への指定を目指す。
モニュメントの設置により自転車道自体や起点の銚子市を県内外の自転車愛好家らにアピールするほか、走行環境の充実などに弾みをつける。越川信一市長は「多くの移住者を迎えた紀州(和歌山)とは縁が深い。新たなサイクルツーリズムを切り開きたい」と期待する。