肥後銀行、地域企業にウェブでコンサル 補助金情報も
肥後銀行は地域事業者を支援するコンサルティングサービスを3日から始めた。法人や個人事業主が対象で、会員専用のウェブサイトを通じて、販路開拓や人材確保など経営面の課題解決に活用してもらうほか、ホームページの作成や補助金・助成金情報の閲覧サービスも受けられる。
提供するサービスは「肥後銀行ビッグアドバンス」という名称で、スタートアップのココペリ(東京・千代田)が開発した経営支援プラットフォームを導入した。利用料は月定額の3300円だが、2021年3月末までに登録すると、登録月から3カ月間は会費が無料になる。
肥後銀行は「新型コロナウイルスや豪雨災害の影響があるなか、事業者の課題解決に少しでも役立つサービス提供につなげたい」(営業統括部)としている。
ビッグアドバンスの登録企業数は7月末時点、全国で1万9000社以上にのぼるという。導入する金融機関も全国に広がり、九州では西日本シティ銀行や福岡中央銀行が参加している。熊本県では肥後銀が初めて。