震災復興、地域の魅力発信 福島・浪江町に道の駅

2020/8/3 12:53
保存
共有
印刷
その他

東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で大きな被害を受けた福島県浪江町に、復興のシンボルとして地域振興の役割を担う「道の駅なみえ」がオープンした。住民同士をつなぐ交流施設や飲食店などを備えるとともに、被災経験や復興の現状、町の魅力を発信する場にもなる。

福島県浪江町にオープンした「道の駅なみえ」(1日)=共同

国と県、町が、復興の起爆剤として国道6号と国道114号が交わる町役場北側に整備。ご当地B級グルメ「なみえ焼そば」を出すフードコートや、町内の請戸漁港で水揚げされた海産物などを扱う産地直売所などがある。町は年間約49万人の利用を見込んでいる。

来年には、原発事故を受けて避難先の山形県長井市で酒造りを行っている「鈴木酒造店」が運営する酒蔵や、地元の伝統工芸品「大堀相馬焼」の窯場を備える地場産品販売施設も整備される予定。

開業初日となった1日は午前10時のオープン直後から多くの人が訪れ、タマネギなどの地元産野菜や、にぎりずしや生しらす丼を求めて長い列を作った。吉田数博町長は「復興は町を残す段階から、持続可能な町づくりへの転換期を迎える。道の駅は住民帰還を進める上で重要な役割を果たす」と期待を込めた。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]