小泉環境相は「風穴」を開けたか エネルギー政策の壁
編集委員 清水真人
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小泉進次郎が環境相に抜てきされてもうすぐ1年。「党内野党」的な自在な発信は封じられ、政策の手腕に嫉妬交じりの厳しい視線が集中する。初陣の2009年衆院選で世襲と自民党への二重の逆風にあえいで以来の「10年に1度の試練だ」とうめく場面もあった。脱炭素化の世界の潮流に棹(さお)さそうとすると、経済産業省主導のエネルギー政策の厚い壁が待っていた。果たして「風穴」を開けられたのか。...
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