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民間初の有人宇宙船、地球に無事帰還 米スペースX

2日、米フロリダ沖で引き上げられたクルードラゴン =NASA・ロイター

【ワシントン=鳳山太成】米スペースXの新型有人宇宙船「クルードラゴン」が2日、約2カ月の宇宙滞在を経て地球に帰還した。民間初の有人宇宙船として、人を乗せて国際宇宙ステーションを行き来する試験飛行を無事に終えた。日本も頼る米国の有人宇宙輸送手段の復活へ前進した。

米東部時間2日午後2時48分(日本時間3日午前3時48分)ごろ、南部フロリダ州沖の海水面上にパラシュートを広げた機体が着水した。船で引き上げられ、2人の米国人飛行士が機体の外に運び出された。海上に着水して帰還した米国の有人宇宙船は45年ぶり。

2日、米フロリダ沖に着水したクルードラゴン=NASA・ロイター

クルードラゴンは5月30日に打ち上げられ、宇宙ステーションに接続した。8月1日に分離し、地球への帰路に就いた。米国の有人飛行は2011年7月のスペースシャトル退役以来9年ぶり。大気圏再突入のハードルも無事にこなし、正式な運用開始に近づいた。

米航空宇宙局(NASA)の審査で合格すれば、スペースXは9月にも宇宙航空研究開発機構(JAXA)の野口聡一飛行士を含む4人を乗せて本格運用を始める。21年春には星出彰彦飛行士も搭乗する予定だ。シャトル退役後、ロシアの宇宙船に頼っていた米国は再び自前の輸送手段を確保する。日本の有人宇宙開発にも弾みがつきそうだ。

クルードラゴンは、米電気自動車テスラも経営する起業家のイーロン・マスク氏が設立したスペースXがNASAの支援を得て開発した。有人宇宙分野も、政府の国家プロジェクトから民間のビジネスに移行する節目を迎えている。

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