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シーメンス系、放射線治療機器の米大手買収 1.7兆円で

【フランクフルト=深尾幸生】独シーメンスの上場子会社で医療機器大手の独シーメンス・ヘルシニアーズは2日、放射線治療機器大手の米バリアン・メディカル・システムズを164億ドル(約1兆7300億円)で買収すると発表した。2021年前半の完了を目指す。市場拡大が有望ながん治療分野を強化する。

ヘルシニアーズは買収でがん治療分野を強化する

ニューヨーク証券取引所に上場するバリアンは、がん治療向けの放射線照射装置や関連システムの大手。バリアンによるとインドと中国での市場シェアはそれぞれ75%、55%という。19年9月期通期の売上高は32億ドルで、約1万人の従業員を抱える。1株あたりの買収価格は177ドル50セントで7月31日の終値より24%高い。

両社の技術や顧客基盤を持ち寄ることで、25年に3億ユーロ(約370億円)の利益押し上げ効果を見込む。国際がん研究機関によると、がん患者の数は30年に10年の2倍に達し、全体の過半数の患者が放射線治療を受ける。バリアンは治療機器の市場が年率6~10%で成長するとみている。

ヘルシニアーズはシーメンスの医療機器部門が18年に上場し、シーメンスが株式の85%を握る。ヘルシニアーズは今回の買収資金の一部を手当てするため、新株を発行する。シーメンスの議決権比率は72%に下がる。

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