荏原、ブラジルで50年ぶり専用ポンプ 製鉄所向け

自動車・機械
中南米
2020/8/2 4:00
保存
共有
印刷
その他

荏原はブラジルの大手製鉄会社から製鉄所向けの専用のポンプを受注した。受注金額は非公開。2021年3月の納入を見込む。荏原がブラジルで汎用品でない専用ポンプを受注するのは約50年ぶりだという。現地企業が強いブラジルでシェアの再拡大を図る方針だ。

専用ポンプを作る荏原のベトナム工場

ブラジルの製鉄大手ナシオナル製鉄から、他社製品から更新するのに伴い受注したことを7月30日に発表した。荏原のベトナム工場で製造し、21年3月に出荷・納入する予定だ。

プラントや工場向けの専用ポンプは受注生産で作るため、汎用品よりも大きく値段も高価になる傾向がある。

荏原は1970年代からブラジルなど南米で専用ポンプを販売していた。しかし1980年代に入るとブラジル経済の衰退に伴うハイパーインフレが発生。現地企業はコストを抑えるため、ポンプも輸入品ではなく自国で調達するようになった。荏原の専用ポンプも売れなくなったという。

南米での専用ポンプのシェアを回復するため、荏原は2010年から他社製品の整備などのサービスを展開。他社製品からの乗り換え需要も狙って、地道に信頼を積み重ねてきたという。

近年はウルグアイやコロンビアで専用ポンプを受注。今回、ブラジルで約50年ぶりの受注を獲得した。荏原のポンプは他社製品と比べて高価ながら、効率性と耐久性の高さが評価されて受注に繋がったという。今回の受注を契機に、南米でさらなるシェアの拡大を図る方針だ。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]