首相「アベノマスク」せず

安倍晋三首相は1日、いつもの小さめの布マスクではなく、鼻から顎まで覆うタイプの白いマスクに替えて首相官邸を訪れた。政府支給の布マスクは通称「アベノマスク」と呼ばれ、首相自身も4月ごろから着用し続けてきた。
首相は4月1日に「急激に拡大するマスク需要に対応するうえで極めて有効だ」と全世帯に布マスクを2枚ずつ配布する方針を突如、表明。関連費用は466億円と「コストがかかり過ぎる」などと与野党から批判も出ていた。
7月末には介護施設などに8千万枚の追加配布を検討したが、再び批判を浴びて見送った。
首相周辺は8月1日、首相が布マスクを外した理由について「民間のマスクが市場に行き渡ってきた。首相はあす以降も別のマスクを着けるだろう」と話した。
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