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歌舞伎座5カ月ぶり再開 4部制で感染対策徹底

(更新)

伝統演劇の殿堂である歌舞伎座(東京・中央)は1日、観客を入れて約5カ月ぶりとなる歌舞伎公演「八月花形歌舞伎」を開催した。東京などで新型コロナウイルスの感染者が増加する中、感染防止策を徹底し、緊張感のある再開となった。

第1部は、再開を伝える俳優の片岡愛之助さんの場内アナウンスでスタート。愛之助さんや中村壱太郎さんらが舞踊の「連獅子」で約1時間熱演した。コロナ対策で、観客は掛け声を控える代わりに盛大に拍手。俳優はいつもより客席から離れた奥の方で踊る演出が施され、歌舞伎音楽である長唄、鳴物の奏者は特製マスクを着用した。

観客は体温チェックを受けて入場した。埼玉県の女性(70)は「やっぱり生の舞台はいいですね」と笑顔を見せ、普段と違う上演スタイルにも「違和感はなかった」と話した。コロナの影響でフランスから帰国中の女性(36)は「感染の現状も心配ですが、初日をぜひ見たいと思った」と語った。

1演目ずつの4部制で2部以降には松本幸四郎さん、市川猿之助さんらが出演。部ごとに観客を入れ替え、消毒を繰り返した。客席数を通常の半分以下の823席に抑え、俳優が通る花道近くは空席に。劇場内での飲食は控えるよう求めた。

再開に当たって出演者、スタッフら約500人に抗体検査を行い、中でも舞台に直接関わる約200人にはPCR検査も実施。全員が陰性だったという。劇場側は「出演者の検温など健康管理を徹底し、少しでも調子が悪ければその方は休んでいただく」としている。

観客を入れての歌舞伎上演は3月以降、全国で途絶えていた。公演は26日まで。〔共同〕

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