米バーロに銀行免許、フィンテックで初の政府認可

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2020/8/1 7:50
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【ニューヨーク=吉田圭織】米通貨監督庁(OCC)は31日、米フィンテック企業のバーロ・マネーに銀行免許を出したと発表した。フィンテックが連邦政府の免許を取得するのは初めて。バーロは既存の銀行と提携しながら預金を受け入れているが、8月1日からは自前のクレジットカードの発行や住宅ローンの提供ができるようになる。

米バーロは口座維持手数料を無料とし、若年層を中心に顧客を増やしている

モバイル専業のバーロは2015年、米銀大手ウェルズ・ファーゴ出身のコリン・ウォルシュ最高経営責任者(CEO)が設立した。口座維持費や当座貸し越しの手数料を無料とし、若年層などに顧客基盤を広げている。約200万の預金口座のうち、56%は35歳以下の「ミレニアル」や「ジェネレーションZ」世代だ。

ウォルシュCEOは声明で、銀行免許の取得は「当初からバーロのディスラプティブ(破壊的)な構想の中心にあった」と述べた。今後は「国法銀行」として連邦機関の監督下に置かれる一方、自前のサービスを展開しやすくなる。数百万規模で顧客を増やす方針で、既存の銀行とのサービス競争が激しくなる可能性もある。

認可を出したOCCはバーロについて、「バンキングの進化と技術を駆使する新世代の銀行を代表する」と指摘した。バーロの銀行免許取得を受け、連邦政府の認可を目指すフィンテック企業が続くとの見方もある。

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