NYダウ反発、114ドル高 アップル10%高で上場来高値

北米
2020/8/1 5:15 (2020/8/1 5:39更新)
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【NQNニューヨーク=岩本貴子】7月31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発した。前日比114ドル67セント(0.4%)高の2万6428ドル32セントで終えた。30日夕に市場予想を上回る2020年4~6月期決算を発表したスマートフォンのアップルが10%高となり、1銘柄でダウ平均を260ドル程度押し上げた。アップル株が取引終了にかけ一段高となり、ダウ平均も強含みの展開となった。

アップルは上場来高値を更新し、時価総額で世界首位に返り咲いた。31日引け時点では1兆8422億ドルとサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコを上回った。株式分割の実施も発表し、個人投資家などから買いが集まった。

新型コロナウイルスのまん延でも好調な業績を発表したハイテク株に買いが集まった。30日に発表した4~6月期決算で、広告収入が堅調に伸びたSNS(交流サイト)のフェイスブックは上場来高値を更新。四半期ベースで純利益が過去最高となったネット通販のアマゾン・ドット・コムも大幅に上昇した。

ダウ平均はマイナス圏で推移する時間帯があった。共和党と民主党が協議を進めている新型コロナ対策を巡り、与野党の対立が続いている。争点となっている失業給付の増額分は7月末で期限切れとなるため、米個人消費の先行きへの警戒感が相場の重荷となった。

米ミシガン大学が31日発表した7月の消費者態度指数(確報値)は3カ月ぶりに低下した。「新型コロナの再拡大で消費者心理が悪化している」(オックスフォード・エコノミクス)と受け止められたことも売り材料となった。ダウ平均は下げ幅を300ドルちょうどまで広げる場面もあった。

石油のシェブロンや建機のキャタピラーといった業績が景気変動の影響を受けやすい景気敏感株が売られた。一方、製薬のメルクと映画・娯楽大手ウォルト・ディズニーは上昇した。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸した。前日比157.46ポイント(1.5%)高の1万0745.27で終えた。決済サービスのペイパル・ホールディングスやソフト大手のアドビが上昇した。

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