英、コロナ規制の緩和延期 感染拡大で再び行動制限も

2020/7/31 23:57 (2020/8/1 4:34更新)
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ジョンソン英首相は「必要に応じてブレーキを踏むのをためらわない」と語る(ロイター)

ジョンソン英首相は「必要に応じてブレーキを踏むのをためらわない」と語る(ロイター)

【ロンドン=中島裕介】英国のジョンソン首相は31日、国内で新型コロナウイルスの感染再拡大の兆候があるとして、8月1日に予定されていたボウリング場やカジノの営業再開などの規制緩和策を延期すると表明した。マンチェスターなど英中部の約20の地域では、知人や友人の家への訪問を禁じるなど再び行動制限をかける。

首都ロンドンがあるイングランドでは7月4日に飲食店や宿泊業などの営業停止が解かれ、大半の業種で経済活動が再開した。8月1日にはボウリング場などの再開のほか、競技場や大会議場でのイベント、最大30人出席の結婚式の開催などさらに規制が緩和される予定だった。まずは2週間延期し、そのときの感染状況次第で緩和できるかを判断する。

感染が特に拡大しているマンチェスターなど英中部の約20の地域では、住民に再び行動制限をかける。知人や友人の家への訪問や、同居人でない人とレストランや教会などの室内で交流することを禁じる。英メディアによれば約400万人が対象になる。

英国ではこのところ感染者数が徐々に増加し、7日間平均の1日あたりの数で見ると、経済が再開した7月4日時点の575人から、直近では737人まで増えている。ジョンソン氏は経済に大打撃を与える2度目の英全土での都市封鎖は避けたい方針で、経済再開の先送りや地域限定の対策で感染を抑え込みたい考えだ。

ジョンソン氏は31日の記者会見で「欧州の友人もウイルスの制御に苦労している」とも指摘し、国外からのウイルスの流入阻止の重要性を強調した。英国はすでにスペインやルクセンブルクからの入国者に2週間の自己隔離を課す措置を再開した。周辺国の感染状況次第では対象国はさらに増える見込みで、再開したばかりの観光業には打撃となる。

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