カシオの21年3月期、純利益83%減 Gショック不振で
カシオ計算機は31日、2021年3月期の連結純利益が前期比83%減の30億円になる見通しだと発表した。従来予想は「未定」だった。新型コロナウイルスの感染拡大で、主力の腕時計「Gショック」のアジア・新興国販売が落ち込む。国内では訪日客の減少で時計販売の減少が続く。
売上高は22%減の2200億円、営業利益は79%減の60億円を見込む。下期にもコロナ影響が続くと想定した。
同日発表した21年4~6月期の連結決算は、最終損益が9億300万円の赤字(前年同期は49億円の黒字)、売上高は前年同期比39%減の400億円だった。