全国で新たに1500人超が感染、最多更新
(更新)

新型コロナウイルスの感染は全国で急速に拡大している。31日は午後10時までに新たに1572人の感染が確認され、1日あたりの最多を更新した。感染者は若い世代が中心だが、重症化しやすいとされる高齢者にも広がりつつある。
東京都では新たに463人の感染が確認された。400人を超えるのは初めてで2日連続で最多を更新した。小池百合子知事は「状況がさらに悪化すると、都独自の緊急事態宣言の発出を考えざるを得なくなる」と危機感を示し「今年の8月は例年とは違う夏になるが、コロナ対策を緩めてはいけない」と都民に不要不急の外出などを控えるよう改めて求めた。
ただ、都の新規感染者数はおおむね3日前の検査結果が反映され、検査件数が多いと感染者数も増える傾向が強い。連休中の26日に1128件だった検査件数は、連休明けの27日に6113件、28日に5665件と大幅に増えている。
さらに都の重症者は30日の22人から6人減り、31日は16人に減少した。4月下旬の重症者は約100人だった。4月に比べて感染者に占める若い世代の割合が多く、重症者数も少ないため、政府は緊急事態宣言の再発令には慎重だ。
- 【関連記事】

新型コロナウイルスの関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
■ワクチン・治療薬 ■国内 ■海外 ■感染状況 ■論文・調査 ■Nikkei Asia
-
【よく読まれている記事】
- 新型コロナウイルスは体内にいつまで残るのか
- 「コロナに決してかからない人」はいるのか?