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武田の純利益2倍強、治験中止コストの計上無くなる 21年3月期

武田薬品工業は31日、2021年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比2.1倍の920億円になる見通しだと発表した。従来予想を320億円上回る。ある新薬候補の売却に伴い臨床試験(治験)の中止コストなどを計上する予定だったが、売却する必要が無くなり戻し益が発生する。本業のもうけを示すコア営業利益予想は据え置いた。

アイルランドの製薬大手シャイアーの買収に伴い、武田の既存薬と新薬候補が重複。独占禁止法の観点から欧州委員会に新薬候補の売却を誓約していたが、再調査の結果、5月に売却義務が解除された。このため治験の中止に必要なコストを計上する必要が無くなり、約600億円の増益要因が発生した。

同日発表の20年4~6月期決算は純利益が前年同期の約12倍の825億円。主力薬の潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬「エンティビオ」や人間の血液に由来する成分からつくる「血漿(けっしょう)分画製剤」が増えた。

売上収益は6%減の8018億円。有利子負債の削減に向け、医療用眼科薬など複数の非中核事業を売却したため。為替や事業売却の影響を除いた実質的な増収率は0.9%だった。

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