NTT東、会津大と連携強化 サイバー人材育成など
NTT東日本は31日、会津大学(福島県会津若松市)とサイバーセキュリティーの人材育成や、成長が見込まれるeスポーツ分野などで提携を強化すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、重要性が高まるICT(情報通信技術)分野に強い会津大と組み、地域の活性化を進める。

NTT東は日本初のコンピューター理工学専門大学である会津大と、サイバーセキュリティー分野で人材育成に取り組む。同日に記者会見した会津大の宮崎敏明学長は「アフターコロナの世界を支えるには、サイバー技術の高度な専門家の育成が欠かせない」と述べた。NTT東から同大で開催する講座に講師の派遣や技術支援などを実施する。
地域活性化の支援事業の拡大を目指すNTT東は、eスポーツで大学内の人材育成やトレーニング手法の開発などにも力を入れる。培った情報通信のネットワーク整備などを地域のビジネスにも活用していく。
NTT東と会津大は2012年に東日本大震災の復興支援について協定を結び、共同で研究や開発に取り組んできた。(太田明広)
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