東京都、新たに463人感染 過去最多
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東京都の小池百合子知事は31日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染者が新たに463人確認されたと明らかにした。1日当たりの新規感染として400人を超えるのは初めて。30日に確認された367人を上回り、2日連続で過去最多を更新した。
都の感染者の累計は12691人、死者は2人増えて累計は332人となった。
31日に確認された463人のうち、20~30代が332人と約7割を占めた。一方で、感染が増加傾向にある40~50代も82人と2割弱に上った。都内では感染経路がホストクラブなど「夜の繁華街」以外に会食や家庭内、職場内など多様化している。
小池氏は「状況がさらに悪化すると都独自の緊急事態宣言の発出を考えざるを得なくなる」と危機感を示し、宣言回避に向けた感染拡大防止への協力を都民に呼び掛けた。
都は感染者の急増を受けて、8月3~31日まで都内全域の飲食店やカラオケ店を対象に午後10時までの営業時間短縮を要請している。小池氏は都民に向けて不要不急の外出などを控えるよう改めて求め「今年の8月は例年とは違う夏になるが、コロナ対策を緩めてはいけない」と語った。

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