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東芝の株主総会、車谷社長の再任可決 株主提案は否決

東芝の株主総会に向かう株主ら(31日午前、東京都新宿区)

東芝は31日、東京都内で定時株主総会を開いた。焦点となっていた車谷暢昭社長兼最高経営責任者(CEO)の再任議案をはじめとする会社提案を賛成多数で可決して終了した。ガバナンス(企業統治)の改革が不十分だとして、物言う株主(アクティビスト)は自身が推薦する取締役の選任を求めていたが、この株主提案は否決された。

株主提案はエフィッシモ・キャピタル・マネージメントと、3D・オポチュニティー・マスター・ファンドの2つのグループが出した。エフィッシモの創業者である今井陽一郎氏など、2グループで計5人の取締役選任を要求していた。

一方、会社側が提案した車谷CEOを含む取締役12人の選任は可決された。また配当などの剰余金処分に関する定款変更についての会社提案も承認された。投資家に配慮し、剰余金の使い方を取締役会だけでなく、総会でも決められるようになった。

東芝では1月、子会社の東芝ITサービスで不正取引が発覚。エフィッシモはこれを問題視した。2015年に東芝で発覚した不正会計問題以来、企業統治の改革が十分に進んでいないと主張していた。車谷CEOは総会で不正取引について「極めて大きな問題で、真摯に改善努力をおこないたい」と陳謝した。

東芝は米国の原発子会社で巨額損失が発覚して経営危機に陥り、債務超過を解消するため17年に実施した増資で「物言う株主」の存在感が高まった。外国人株主は出資比率で7割だが、このうち物言う株主は約3割を占めるとされる。

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