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歴代の大型設定ファンド、資金流入は続かず
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2020/8/4 12:00
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アセットマネジメントOneが7月に運用を始めた「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界(ESG)>」は、約20年ぶりの大型設定となって話題を呼んだ。個人の長期投資に向く投信に育つか注目される。

■過去の大型設定ファンドは尻すぼみ

名称に「ESG(環境・社会・企業統治)」と付く新しい投信には、当初設定額で3830億円が集まった。これは2000年2月に史上最高の7924億円を集めた「ノムラ日本株戦略ファンド<愛称:Big Project-N>」に次ぐ高水準となる(図A)。

歴代の大型設定ファンドは資金流入が続かず、尻すぼみになることが多かった。かつて1兆円ファンドと呼ばれた「ノムラ日本株戦略ファンド」の純資産総額(残高)は、今年6月末時点で500億円ほど。当初設定額上位の大半が短期間で資金流出に転じ、直近の残高が設定時の10分の1程度かそれ以下に減っている。

「未来の世界(ESG)」を除く上位5本の残高推移を見ると、どれも設定後1年もしないうちにピークをつけ、そこからほぼ一本調子で減少している(図B)。ファンドを取り扱う金融機関が手数料目当てで販売したり、長期保有する気のない投資家がたくさん買ったりしていると、どれだけ派手に運用を始めたファンドでも残高の維持や拡大は難しい。

■投資に対する意識の変化も

当初設定額で歴代2位となった今回のファンドの特徴は、ESGの観点を加えた銘柄選びのプロセスを前面に出したこと。環境や社会課題への取り組みが長期的な企業価値向上につながる可能性を考慮しながら、組み入れ銘柄を選定するというものだ。目新しい手法ではないものの、このところのESGに対する社会的な関心の高まりを反映し、長期志向の個人マネーも呼び込んだ。

販売会社の営業姿勢も変わりつつある。募集段階から販売したみずほ証券とみずほ銀行が顧客にすすめているのは、世界の株式で運用する投信への長期投資。短期的な利益を目指すのではなく、腰を据えた投資で成果を上げてもらう販売戦略をとる。買う側と売る側の投資に対する意識の変化がホンモノなら、過去の大型設定ファンドとは違う未来になるかもしれない。

(QUICK資産運用研究所 西田玲子)

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