6月有効求人倍率1.11倍、2014年10月以来の低水準 - 日本経済新聞
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6月有効求人倍率1.11倍、2014年10月以来の低水準

厚生労働省が31日発表した6月の有効求人倍率(季節調整値)は1.11倍で前月から0.09ポイント低下した。2014年10月以来、5年8カ月ぶりの水準に落ち込んだ。新型コロナウイルスによる経済活動の停滞が響き、製造業や生活関連サービス・娯楽業、宿泊・飲食業など幅広い業種で求人が減った。

有効求人倍率は仕事を探す人1人に対し、企業から何件の求人があるかを示す。

6月は有効求人が前月から1.9%減り、有効求職者は5.4%増えた。政府による緊急事態宣言が5月下旬に全国で解除されたことを受けて、職探しを再開する動きが活発になった。前月と比べた新規求職者の伸び率は18.2%と過去最大となり、求人倍率を押し下げた。

景気の先行指標となる新規求人(原数値)は、前年同月と比べて18.3%減だった。4月の31.9%減、5月の32.1%減から下げ幅を縮小した。製造業が34.2%減、生活関連サービス・娯楽が34.8%減、宿泊・飲食業が29.4%減など大幅減が続く業種がある一方、建設業では2.6%増と半年ぶりに増加に転じた。

季節調整値でみた新規求人は2カ月連続で前月比増となった。宣言解除後に求人を再開する動きが出てきた。

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