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アルファベット、初の減収 広告減で4~6月

(更新)
アルファベットの4~6月期は上場来初の減収となった

【シリコンバレー=佐藤浩実】米グーグルの持ち株会社アルファベットが30日発表した2020年4~6月期決算は売上高が前年同期比2%減の382億9700万ドル(約4兆円)だった。減収は04年の上場以来初めて。新型コロナウイルスの影響で企業が広告出稿を絞り、インターネット広告の盟主であるグーグルも影響を免れなかった。

連結売上高の8割近くを占めるグーグルの広告事業が8%減の298億6700万ドルとなった。検索連動型広告が213億1900万ドルと10%落ち込んだのが響いた。ユーチューブ関連の広告は6%増の38億1200万ドルとプラスを維持したものの、伸び率は前の四半期(33%)と比べて大幅に鈍化した。

スンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は「パンデミックによるマクロな経済環境が事業の逆風になった」と言う。コロナ対策の外出規制や営業制限で事業環境が不透明になり、様々な業種の企業が広告出稿を控えたためだ。広告収入の落ち込みにより、純利益も30%減の69億5900万ドルとなった。減益は3四半期ぶり。

ルース・ポラット最高財務責任者(CFO)によれば、検索連動型広告の収入は世界的な外出規制が始まった3月に前年実績を十数%下回る水準に急減した。4~6月期は「徐々に改善が進み、6月末には前年比で横ばいの水準に戻った」と言う。ただポラット氏は「マクロ環境の脆弱性を考えると『もう安心』と言うには時期尚早だ」と繰り返した。

一方、アルファベットにはコロナで伸びた事業もある。グーグルが手掛ける法人向けクラウドサービスの売上高は43%増の30億700万ドルだった。ビデオ会議システムなどの利用が伸びたという。アプリ販売の手数料収入などを含むグーグルのその他事業の売上高は26%増の51億2400万ドルだった。

30日の米国市場の時間外取引でアルファベット株は同日の終値を上回って推移している。

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