マレーシア元首相が控訴 巨額流用事件、有罪判決に不服

2020/7/31 4:23
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【シンガポール=共同】マレーシアの政府系ファンド「1MDB」を巡る巨額資金流用事件で、職権乱用罪などでクアラルンプール高裁から禁錮12年の実刑判決と罰金2億1千万リンギ(約52億円)を言い渡された元首相のナジブ被告(67)は30日、判決を不服として控訴した。弁護士が明らかにした。

マレーシアのナジブ元首相夫妻(2018年7月、クアラルンプール)=AP

またナジブ被告の政党、統一マレー国民組織(UMNO)のザヒド総裁は30日、ムヒディン政権との政党連合を脱退すると発表した。ムヒディン首相は3月にマハティール前首相を追い落とす形で就任したが、下院での支持は盤石ではない。ナジブ被告への判決を受け、UMNOは政権に圧力をかける狙いがあるとの見方が広がっている。

1MDBからはナジブ被告の在任中、総額45億ドル(約4700億円)以上が不正流用されたという。ナジブ被告は2018年の総選挙で、事件の追及を求めたマハティール氏が率いた政党連合に敗れて失脚。資金洗浄罪など計42件の罪で起訴されたが、いずれも無罪を主張している。

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