印大手財閥リライアンス、4~6月純利益3割増

2020/7/31 2:10
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インド大手財閥リライアンス・インダストリーズ(RIL)が30日発表した2020年4~6月期連結決算は、純利益が1323億ルピー(約1850億円)と前年同期に比べ31%増えた。通信事業などデジタル分野が6割増と、部門別で最大の利益を稼ぎ出した。新型コロナウイルスの感染拡大でインドの経済活動は停滞したが、減収ながら大幅増益を達成した。

通信などデジタル部門が全体の業績をけん引した=ロイター

RILの通信子会社ジオ・プラットフォームズには4~7月に、米フェイスブックや米グーグル、投資ファンドなどが相次ぎ出資を決めており、同社の決算には注目が集まっていた。コロナ禍でインド経済が打撃を受ける中、総額2兆円を超える金がRILに集まった。

通信を含むデジタル部門の売上高は34%増の2130億ルピー、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は55%増の780億ルピーだった。新型コロナで外出などが制限される中、動画・音楽配信の需要が増加した。ビデオ会議システムなど新サービスも貢献したもようだ。携帯電話事業は4~6月期に契約者を約1500万人増やし、累計4億人に迫った。

ただRIL全体では減収だった。連結売上高は前年同期比42%減の9562億ルピー。新型コロナ拡大を抑えるため、インド政府が3月下旬から5月末まで都市封鎖によって多くの経済活動を制限し、デジタル分野を除くすべての主要部門が減収となった。

売り上げ規模が最も大きい石油販売が54%減、それに次ぐ規模の小売業が17%減、石油化学事業も33%減だった。石油関連は経済活動の停滞で需要が減ったほか、小売業は店舗閉鎖を余儀なくされ落ち込んだ。

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