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VW、4~6月期の最終赤字2000億円 新車販売減響く

【フランクフルト=深尾幸生】独フォルクスワーゲン(VW)は30日、2020年4~6月期の最終損益が16億700万ユーロ(約1980億円)の赤字に転落したと発表した。前年同期は39億6400万ユーロの黒字だった。四半期での最終赤字は16年10~12月期以来3年半ぶり。新型コロナウイルスで中国以外のほとんどの地域で新車販売が大きく減ったことが響いた。

VWは年後半の回復に期待する

売上高は37%減の410億7600万ユーロだった。期中の出荷台数は188万台と32%減った。西欧が54%減、北米が38%減だった。傘下の高級車ブランド、ポルシェとアウディは2割程度の落ち込みだったが、大衆車ブランドのVW乗用車ブランドやシュコダなどの減少が大きかった。

営業損益は23億9400万ユーロの赤字だった。前年同期は51億3千万ユーロの黒字。販売減で100億ユーロ近い粗利が失われたのを、販管費の削減でカバーしきれなかった。

VWは同日、19年12月期の1株あたりの配当額を1.7ユーロ減らし4.8ユーロとすることを発表。9月30日に延期した株主総会で提案する。

20年12月期通期の見通しについては「営業利益は19年より大幅に減るものの黒字を確保できる」との従来予想を維持した。フランク・ウィッター最高財務責任者(CFO)は電話会見で「新型コロナからの回復の程度や速度について予想は難しいが、6、7月は安定してきている」と述べた。

販売台数の4割近くを占める中国の販売が4~6月は前年同期を上回ったほか、欧州でも7月に入り回復が顕著だという。同社の最量販車種の多目的スポーツ車(SUV)「ティグアン」を部分改良したほか、電気自動車(EV)の戦略モデル「ID.3」を投入する効果も見込む。

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