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業績ニュース

JR東日本、過去最大の1553億円最終赤字 4~6月
利用者激減で売上高55%減

企業決算
2020/7/30 15:20 (2020/7/30 19:48更新)
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JR東日本が30日に発表した2020年4~6月期の連結決算は、最終損益が1553億円の赤字と四半期で過去最大の赤字になった。新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が広がって鉄道利用が激減し、売上高が半分以下になった。営業損益は2四半期連続で赤字になり、新型コロナによる業績悪化が赤字になりにくいインフラ企業にも広がっている。

最終赤字はこれまで東日本大震災の影響があった11年1~3月期(614億円)が最大だった。前年同期は915億円の最終黒字だった。売上高は3329億円と前年同期に比べて55%減った。営業損益は1783億円の赤字(前年同期は1446億円の黒字)に転落した。

主力の運輸事業では鉄道収入が1802億円と61%減った。特に出張や観光での利用が多い新幹線は82%減まで落ち込んだ。鉄道利用が減ったことで、駅ビルの賃貸やホテル、駅ナカの販売なども軒並み落ち込み、不動産・ホテル事業と流通事業も赤字となった。

21年3月期の業績予想は引き続き未定とした。新型コロナは足元で感染者が再び増加している。かき入れ時のお盆期間も指定席予約数が前年同期比8割減にとどまっている。厳しい経営環境が当面続きそうだ。

鉄道事業は人件費や減価償却費、車両や線路の修繕費など固定費が多く、収入の減少が損益の悪化に直結する。

今期は役員報酬や賞与といった人件費や広告宣伝費など単体で500億円程度を削減する計画。前期の営業費用の3%程度に相当する。単体の設備投資も運行の安全は確保しつつ、維持更新の投資などを見直し前期水準の8%程度にあたる500億円程度を減らす。

3月以降、コマーシャルペーパー(CP)や社債の発行、銀行借り入れなどで総額1兆円超を調達した。資金調達枠は総額1兆3000億円程度あり、そのうち現時点の未使用分は7000億円程度。「今のところ枠の拡大は考えていない」(大西秀麿財務部長)

また、同日開かれた会見で赤石良治常務は全路線を対象に終電時間の繰り上げを検討していることを明らかにした。深夜時間帯の利用が減っていることに加え、夜間に実施する線路などの保守点検の時間を増やすことで作業を効率化でき、経費削減にもつながるという。

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