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ケーキ通販のケーキジェーピー、2億6000万円調達

ケーキ専門通販サイト「Cake.jp(ケーキジェーピー)」を運営するケーキジェーピー(東京・新宿)は、ニッセイ・キャピタルなどから第三者割当増資で総額2億6000万円を調達した。同社は都内に自社工場も持っており、調達した資金は自社工場での商品開発や、製造・システム基盤の強化に充てる。

ケーキジェーピーは配送中にケーキの形を崩さないために梱包資材を独自で開発した

ケーキジェーピーは全国の洋菓子店がオンライン上でケーキを販売できるプラットフォームで、約400店舗が加盟している。主要なターゲット層は20~30代後半の女性で、誕生日ケーキなどを購入する人が多い。会員数は40万人にのぼるという。

ケーキは冷凍した状態で宅配するが、味や形状が店頭販売に劣らないように様々な工夫をしている。自社で独自開発した梱包資材はタテ揺れやヨコ揺れを防げるように加工。ケーキの周りに取り付ける薄いフィルムは紙素材に変え、箱と同じ高さにすることでケーキが揺れて崩れることを防いでいる。

ケーキの原材料についても、生クリームの脂肪分が高いと形が崩れやすいといった問題を分析。加盟店に対して宅配に適したレシピで製造するようアドバイスをしている。

他にも自社工場ではケーキジェーピー独自の商品開発に力を入れている。スイーツのトレンドは数カ月単位でめまぐるしく変化するため、SNS(交流サイト)での情報収集と、自社の購買データを組み合わせたトレンドの分析をしている。

直近ではメロンをまるごと1個使った「まるごとメロンケーキ」を開発。開発にあたっては有名なパティシェに監修を依頼した。現在は3カ月に1個のペースで新商品を開発しているが、今後は毎月3商品にペースを上げて、利用者のリピート率を高めたい考えだ。

調達した資金は新商品開発に必要なパティシェやデザイナーなどへの依頼費用に充てる。新工場の設立も検討している。大阪や札幌などに工場を建設できれば配送効率を高められるほか、冷凍ではなく冷蔵でより鮮度の高いケーキを届けることもできる。

今後の展開については、ケーキに限らず「洋菓子のプラットフォーム」になる構想を描く。ケーキジェーピーの加盟店は売り上げの20%を手数料として支払っているが、月額課金制のモデルも併用している。月額課金の場合、毎月2万円を支払うことで、加盟店はオンラインでの売り上げ増加に活用できる購買データなどの情報を得られる。今後はこのデータに原材料調達などの機能も組み合わせて、スイーツの製造・販売者がより効率的にオンラインで販売できる仕組みを作る。

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