株主総会の「継続会」、31日にピーク 今年は30社が2段階開催
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2段階で株主総会を開く企業が増えており、「延長戦」となる継続会が31日にピークを迎える。今年は戸田建設やリズム時計工業など約30社が株主総会の2段階開催を決定。31日にはうち7社ほどが継続会の開催を予定する。
3月期決算企業の総会では、コロナ禍の影響で決算や監査業務が遅れる会社が多かった。継続会は、通常の総会でまず取締役の選任・配当金額などを決議し、後日に継続会を開き、決算・監査を承認する。
継続会の開催は、総会を延期する際に問題となる配当や議決権行使の基準日の変更を回避できる方策の一つとして注目されていた。