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福島・郡山で爆発、1人死亡18人負傷 ガス漏れか

(更新)
爆発があった現場(30日午前、福島県郡山市)=共同

30日午前9時ごろ、福島県郡山市島2の飲食店で爆発があったと、119番があった。消防などによると、建物が全壊し、敷地内で1人が死亡しているのが見つかった。18人が負傷し、うち40代女性2人が重傷だが意識はあるという。ガス漏れの可能性があり、消防や警察が詳しい状況を調べている。

郡山署や消防によると、現場は飲食店や住宅が立ち並ぶ地域で、飲食店が入る鉄骨1階建て建物が全壊した。店ではプロパンガスを使っており、爆発後、ボンベからガスが漏れているのが確認されたという。

爆発したのは「しゃぶしゃぶ温野菜 郡山新さくら通り店」。グループ会社が同ブランドを展開するコロワイドの広報担当者によると、同店は4月から休業中で、7月から内装工事をしていた。

東邦銀行によると、現場近くの支店で爆発によって1階と2階のガラスが割れ、行員2人とATMを利用していた客2人がけがをして救急搬送された。頭部の出血などがあり、飛び散ったガラスで負傷したとみられる。

郡山市防災危機管理課によると「一帯は依然としてガス臭く、危険な状態」で、市は現場周辺に近づかないよう防災無線やエリアメールで市民に呼びかけた。住民向け避難所も開設した。

現場では建物の鉄骨がむき出しとなった状態で原形が分からないほどに損壊し、周辺には広範囲にがれきやガラスなどが飛び散った。周囲には地響きを伴う轟音(ごうおん)が響き、住民からは不安の声が上がった。

「鼓膜が破けるような大きな爆発音がして驚いた」。現場近くにある美容院の30代女性店員は声を震わせる。「店の外では建物の断熱材のようなものが空を飛び、ガラスの破片も散乱している。パニック状態の人もいるようだ」と話した。

近隣で精肉店を営む女性(72)は店舗内で座っていたところ、突然「ドーンという大きな音がして腰が浮いた」と話す。爆発音と同時に灰色の煙が上がるのが見えたという。「40年ほど前に近隣でガス爆発があったが、それと同じくらいだった」と不安そうに話した。

現場から200メートルほど離れた郡山女子大の職員は「椅子から体が浮き上がるような感じがした。雷でも落ちたのかと思った」と緊張した声で振り返った。大学建物のガラスの一部が割れる被害が出たという。

ツイッター上では現場に居合わせたとみられる人が建物や看板が大きく破損した現場の状況を写真に撮影して伝える投稿が相次いだ。

午前9時半ごろには、現場付近から激しく白煙が立ち上る様子や、周囲にがれきが散乱するなか、数人がかりでけが人とみられる人を運び出す様子などの写真が相次ぎ投稿された。「爆風で揺れた」「怖かった。今でも体が震えている」などと恐怖を訴える声もあった。

爆発で全壊した飲食店(30日午前、福島県郡山市)=共同
爆発現場周辺を調べる福島県警の捜査員ら(30日午後、福島県郡山市)=共同

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