障害者施設の支援検証開始 相模原殺傷受け、神奈川県

2020/7/30 9:00
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神奈川県は29日、相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月に起きた殺傷事件を受け、同園を含む県立障害者施設6カ所への支援の在り方を検証するため、「支援推進検討部会」の初会合を開いた。黒岩祐治知事は「事件を乗り越え、利用者目線の障害者福祉をつくり上げたい」と述べた。

障害者施設への支援の在り方を検証する会合であいさつする神奈川県の黒岩祐治知事(29日午後、県庁)=共同

県は今年5月、津久井やまゆり園の運営実態に関し、「虐待の疑いが極めて強い行為が長期間にわたり行われていた」とする第三者委員会の報告書を公表した。ただ新型コロナウイルスの影響で、県が運営を委託する「社会福祉法人かながわ共同会」にヒアリングせず活動を終了。第三者委が支援推進検討部会に改組された。

部会は障害者団体代表や学者らで構成。会長には神奈川工科大の小川喜道名誉教授が就いた。虐待を根絶し、入所者の意思を尊重する支援の実現に向け意見を交わし、来年3月に報告書を取りまとめる。

終了後、小川会長は「今後、全施設を訪問し、ヒアリングしたい」と記者団に話した。〔共同〕

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