タイ中銀の次期総裁に首相経済顧問 10月1日就任
【バンコク=村松洋兵】タイ政府は29日、同国中央銀行の新総裁にプラユット首相の経済顧問を務めるセタプット・スティワートナルプット氏(55)が就く人事を承認した。10月1日に就任する予定だ。任期は5年。現在はタイ中銀の金融政策委員会の委員の一人。

セタプット氏は米エール大の博士課程(経済学)を修了。世界銀行の上級エコノミスト、タイの資産運用会社SCBアセット・マネジメントの社長などを歴任した。
現職のウィーラタイ総裁は任期満了で退く。総裁の交代でタイ中銀の政策方針が大幅に変わる可能性は低いと、多くの金融関係者はみている。
タイ中銀は今年、政策金利を3回引き下げ、現行水準は過去最低の年0.5%。タイ中銀は20年の同国の実質成長率をマイナス8.1%と予測している。

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