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シンガポール航空の4~6月、最終赤字857億円

【シンガポール=谷繭子】シンガポール航空が29日発表した2020年4~6月期決算は、新型コロナウイルスによる旅客減が響いて最終損益が11億2300万シンガポールドル(約857億円)の赤字(前年同期は1億1100万シンガポールドルの黒字)だった。赤字幅は四半期ベースで開示を始めた2003年以降で最大。

旅客数は99.6%減った

国内線を持たないシンガポール航空の旅客数は前年同期に比べて99.6%減少した。同社は発表資料で国際旅行の回復が「当初予想より遅い」と指摘しており、厳しい状況が続く見通しだという。

売上高は8億5000万シンガポールドルと、前年同期から79%減った。減便の影響で旅客便の運航席数が95.9%縮小した。タイ国際航空との合弁の格安航空「ノック・スクート」の清算費用も負担となり、赤字幅は1~3月の7億3200万シンガポールドルから大幅に膨らんだ。

シンガポールは中国やオーストラリアの一部の地域と条件付きでビジネス往来を認め、欧州―豪州間などの乗り継ぎも受け入れ始めた。シンガポール航空も運航路線を最も少ない時期の14路線から6月末には24路線に増やした。ただ第2波の懸念も強く、需要は思うように戻らない。同社は「21年3月期末時点の旅客輸送能力はコロナ前の半分以下」と予想した。

当面の資金繰りについては、6月に実施した88億シンガポールドルの増資や新規融資などで110億シンガポールドルを確保した。

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