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マルチ・スズキの4~6月、上場来初の赤字

都市封鎖で車販売8割減

マスクをつけて接客するマルチ・スズキの販売店

インド自動車最大手のマルチ・スズキが29日発表した2020年4~6月期の単独決算は、税引き損益が約25億ルピー(約35億円)の赤字だった。前年同期は143億円の黒字。四半期ベースで赤字になるのは03年の上場以来初めて。主戦場のインドで5月下旬まで厳しい都市封鎖が敷かれ、車の販売台数が前年同期の5分の1に沈んだ。

売上高は前年同期比74%減の542億ルピー。新型コロナウイルスの拡大を防ぐため、インド政府は3月25日に一部の業種を除き工場や店舗の閉鎖を命じる都市封鎖を実施した。封鎖措置は5月下旬まで続き、4~5月の生産とインドの国内販売は壊滅的な打撃を受けた。

4~6月期の販売台数は約7万6千台にとどまり、前年同期(約40万台)から大きく減った。「四半期全体の生産量は通常時のわずか2週間分と同じ水準だった」(同社)という。29日のマルチの株価は前日終値比2%安で取引を終えた。

インドでの車販売の落ち込みは業界全体に共通する。インド自動車工業会がまとめた4~6月の新車販売台数(出荷ベース)は、18万台強と前年同期に比べ80%減った。これから決算を発表する地場大手のタタ自動車やマヒンドラ・アンド・マヒンドラも業績悪化が避けられそうにない。

自動車メーカーは当面、厳しい状況が続きそうだ。都市封鎖で雇用が悪化し給与カットが広がるなか、需要の回復時期は見通しにくい。生産面では部品調達や労働者の確保が課題になっている。

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