パナソニック、「脱組織の壁」米中で始まる構造改革
大阪経済部 岩戸寿
[有料会員限定]
パナソニックは30日、2020年4~6月期の連結決算を発表する。幅広い事業で新型コロナウイルスが響き、収益改善の取り組みが足踏みしている。コロナ禍の克服と成長軌道への回帰のカギとなるのが、組織のしがらみが少なく部門間で連携しやすい海外での新事業の創出だ。
「ぶれることなく、スピードをあげてやりきる」(津賀一宏社長)。パナソニックは低収益体質からの脱却を図る構造改革のまっただ中にある。コロナ禍で独禁当局の審査が...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1431文字