官僚制度と日本の近代化 速水健朗氏が選ぶ3冊
公〈おおやけ〉 猪瀬直樹著

読書
2020/7/30 14:00
情報元
日本経済新聞 電子版
保存
共有
その他

英語の"Society"を福沢諭吉は"人間交際"と訳したという。人と人が空間を共有し、討議で物事を決める共同体。この語はそんな意を含んでいる。しかし、官僚が主導する日本社会は、それと真逆の近代化をたどる。これが"公"を巡る論点だ。

一方、"男女交際"となると"私"の領域。公と私の葛藤を描く文学は、近代化の途中で個人を描く私小説に変じる。著者は、文学、官僚制度を日本の近代化を捉えるキーワードとして…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

電子版トップ



[PR]