養老乃瀧、老舗居酒屋の底力 生き抜くカギは地域密着
居酒屋は負けない(2)
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1980年代のバブル景気とともに居酒屋業界をけん引し、「御三家」とも呼ばれた養老乃瀧。いま、規模こそ縮小したものの地元の常連客が集う社交場の役割を果たし続けている。居酒屋チェーンの中でも各店の独自性が強く、1938年の創業以来貫いてきた地域密着の店作りには新型コロナウイルス危機をしぶとく生き抜くヒントが隠されている。
足を見れば、どの客か分かる
7月下旬、「養老乃瀧千歳烏山南口店」(東京・世田谷)の店内は多くの客でにぎわって...
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居酒屋が岐路に立っている。若者を中心とした酒離れに加え、新型コロナウイルス危機で逆風が強まる。感染拡大を防ぐ対策を徹底しながら、日本人の憩いの場を消したくないと奔走する現場を追う。(この連載は本編4回、ビジュアル解説1回、番外編1回で構成します)
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