主治医にも安楽死求める 京都ALS患者嘱託殺人

社会・くらし
2020/7/29 10:24
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京都のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の嘱託殺人事件で、患者の林優里さん(当時51)が昨年11月に死亡する数カ月前、安楽死を求めて主治医に栄養補給の中止を要望していたことが29日、関係者への取材で分かった。主治医から断られており、京都府警は、逮捕された医師らと本格的に計画を進める契機になった可能性があるとみている。

関係者によると、林さんは昨年9月ごろ、終末期医療のガイドラインを調べた上で、栄養補給の中止を主治医に提案したが拒否された。同月、自身のツイッターで「もう疲れ果てました。主治医の英断を待つのみ」と投稿していた。

捜査関係者によると、林さんは事件の約11カ月前から、逮捕された医師、大久保愉一容疑者(42)=仙台市=とツイッターで連絡を取り続けていたとみられる。大久保容疑者は昨年8月、ツイッターを通じ林さんに「当院にうつりますか?自然な最期まで導きますが」などと持ち掛けていた。

大久保容疑者と林さんは、事件の約1カ月前から計画の日時や費用などの打ち合わせを重ねていた。

京都府警は今月23日、嘱託殺人の疑いで、大久保容疑者と山本直樹容疑者(43)=東京都港区=を逮捕。逮捕容疑は昨年11月30日、京都市中京区の林さんの自宅マンションを訪れ、林さんの嘱託を受けて薬物を投与し、殺害した疑い。〔共同〕

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