NY音楽祭、コロナ指針違反で調査 ゴールドマンCEO出演

2020/7/29 6:30 (2020/7/29 10:39更新)
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【ニューヨーク=宮本岳則】米ニューヨーク州ハンプトンズで25日開かれた野外コンサートが物議を醸している。参加者が密集して音楽を楽しむ様子がインターネット上に流出し、州は新型コロナウイルス感染防止の指針に違反した疑いで調査を始めた。ゴールドマン・サックスの最高経営責任者(CEO)も出演者としてイベントに参加していた。

問題となったのは、人気グループ「ザ・チェインスモーカーズ」が25日開いたチャリティー・コンサートだ。米メディアによるとチケット代は1250ドル(約13万円)から。収入は慈善団体への寄付にあてられる。

ゴールドマンCEOのデービッド・ソロモン氏がディスクジョッキー(DJ)としてオープニングを務めた。ソロモン氏は自身の音楽作品を公開するなど、プロ級の腕前を持つことでも知られる。イベントへの参加も自身のSNS(交流サイト)で告知していた。

ゴールドマンの広報担当者は「デービッドが参加に同意したのは、チャリティー目的のイベントであり、主催者が地元自治体と協力して開いたものだったからだ」などとコメントした。

ネット上で拡散した映像によると、一部の参加者がステージの前に密集する形で音楽を楽しんでいた。映像を見たニューヨーク州のクオモ知事はツイッターで「ひどいソーシャル・ディスタンス(社会的距離)違反だ」と投稿し、調査に乗り出すと表明した。

州の保健医療局はすでにイベントの開催許可を出した地元当局に質問状を送り、回答を求めている。ニューヨーク州では8月20日まで50人を超える「不要不急」の集会は認められていない。

コンサート主催者側は米疾病対策センター(CDC)の指針やニューヨーク州のルールを順守したと主張する。イベントは自家用車の中から鑑賞する「ドライブ・イン」方式で開かれ、参加者は社会的距離を保ちながら、楽しむことになっていた。主催者側の声明によるとスタッフによる検温やトイレ消毒、マスクの配布をしていたという。流出映像については「撮影された角度や照明の関係で、誤解を招くものだ」などと釈明した。

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