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為替概況

円相場、一時104円台に上昇 対ドルで4カ月半ぶり

2020/7/29 0:10 (2020/7/29 7:34更新)
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円相場は一時、対ドルで104円台を付けた=ロイター

円相場は一時、対ドルで104円台を付けた=ロイター

【ニューヨーク=後藤達也】28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は一時1ドル=104円96銭まで円高・ドル安が進んだ。104円台を付けるのは3月13日以来、4カ月半ぶり。米景気の回復が遅れ、米金融緩和が長期化するとの見方からドルを売る動きが続いている。

円相場は先週半ばに107円台だったが、この数日で円高が加速してきた。スコシア銀行のショーン・オズボーン氏は「米中対立が強まっていることや米国で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることも投資家は警戒している」と指摘。米景気の回復が遅れるとの見方から、ドルを売る動きが広がっている。

米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和が長期化するとの思惑も強まっている。3月以降、大量に資金供給されたことで市場ではドルの過剰流動性が意識されている。年金基金や新興国の外貨準備など長期スタンスの投資家がドルをユーロや円、金などに移しているとの観測もある。

28~29日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。市場では「今回は大きな政策変更はないだろう」(ゴールドマン・サックス)との予想が多い。ただ、将来の金融緩和の補完策について議論するとみられており、29日のパウエル議長の会見に注目が集まる。

6月調査の日銀全国企業短期経済観測調査(短観)によれば、企業の2020年度の想定レートは1ドル=107円87銭。想定レートより円高が進めば、輸出企業の採算を圧迫するほか、設備投資などの事業計画を修正する可能性も出てくる。日本株は輸出企業の比率が高く、日経平均株価を下押しするおそれもある。

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