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米アイ・ピース、iPS細胞を個人向けに作製 京都で

(更新)
<訂正>7月28日20時56分に公開した「米アイ・ピース、iPS細胞を個人向けに作製 京都で」の記事中、「2020年内に約200人分の作製を目指す」とあったのは「2021年内」の誤りでした。
iPS細胞を自動で作製する装置(米アイ・ピース提供)

米アイ・ピースは28日、個人向けにiPS細胞を作製・保管するサービスを始めると発表した。iPS細胞は臨床研究が進んでおり、脊髄損傷やパーキンソン病など幅広な治療への応用が期待されている。血中細胞からあらかじめ個人のiPS細胞を作製することで、将来の治療に備える。利用者の同意を得た上で、企業や研究機関への提供も検討する。

2021年内に約200人分の作製を目指す。費用は約200万円。利用者の裾野を広げることで、将来は単価を100万円ほどに抑える計画だという。臨床用のiPS細胞を作るには一般に1000万円以上のコストがかかると言われているが、ファナックと共同開発した自動量産技術で期間の短縮とコストの低減を実現した。アイ・ピースは京都市内に施設を持っており、そこで作製・保管をする。既に国内外の希望者で年内の受注は埋まっているという。

同社は京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞を作製したときの研究メンバーの一人でもある田辺剛士最高経営責任者(CEO)が米国で創業した。これまで企業や研究機関向けにiPS細胞を作製してきたノウハウを個人向けサービスに生かした。田辺氏は「自身の細胞に由来するiPS細胞を使った治療を実用化する大きな一歩」と話す。

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