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脱北者、泳いで再び北朝鮮入り 新型コロナ報道で韓国軍

【ソウル=恩地洋介】韓国から戻った脱北者が新型コロナウイルスに感染した疑いがあると主張した北朝鮮報道を巡り、韓国軍は27日、該当する人物が北朝鮮入りしたルートを特定した。軍事境界線近くの江華島から、漢江の河口を泳いで渡ったとみられる。

非武装地帯を警戒する韓国軍兵士(6月、韓国・坡州)=ロイター

北朝鮮は19日に違法に軍事境界線を越えた男性の感染を疑い、本人と接触者を開城(ケソン)市で隔離したと報じている。韓国政府は2017年に脱北した20代男性がこの人物だと特定、軍は江華島北部の川岸近くで男性の所持品が入ったかばんを発見した。北朝鮮側までの川幅は最大2.5キロ程度だという。

北朝鮮は開城の非常事態を宣言し、市を封鎖するなど防疫の警戒レベルを最大級に引き上げたと明らかにしている。一方、韓国の防疫当局は27日、男性の感染や感染者との接触が韓国内で確認された事実はないとの見解を示した。

韓国には脱北者の感染を大々的に宣伝する北朝鮮の主張が陰謀だとする見方がある。27日付の韓国紙・中央日報は社説で「新型コロナまん延の責任を韓国に押しつける策略である可能性を排除できない」と指摘した。

27日の北朝鮮メディアは韓国には言及せず、市民に感染症対策の徹底を呼びかけた。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は同日付の社説で「誰であれ防疫当局の指揮に無条件服従する強い規律を定め、応じない者は法で厳しく処理すべきだ」と主張した。

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