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モーションリブ、市販の協働ロボットを遠隔操作可能に

慶応義塾大学発のスタートアップ、モーションリブ(川崎市)は、市販の「協働ロボット」のアームが触覚を伝達、記録するシステムを開発した。既存の協働ロボットでも、制御システムを改造せずに遠隔操作の機能を付け加えることができる。遠隔操作専用のロボットを新たに購入するよりも導入コストが低く抑えられる。

ユニバーサルロボット(デンマーク)の協働ロボットを遠隔操作する様子

モーションリブは触覚を伝達し記録できるICチップ「AbcCore」を開発する。Abcコアは2センチメートル四方の大きさで、人間の手の動きをロボットハンドに伝え、ロボットが受けた力を触覚として人間の手に戻す。機械に組み込むと、モーターの回転情報をもとに力の加減を制御し、ケーキなどの柔らかいものもつかめるようになる。これまで共同研究として約60社に先行提供し、そのうち数社は現場のロボットに導入しているという。

今回は、協働ロボット向けにAbcコアが組み込まれた専用のデバイスを開発した。ケーブルを使ってデバイスと協働ロボットをつなぐだけで、作業する人の力加減や作業対象のモノの感触を伝達する遠隔操作システムを簡単に構築できる。従来、現場のロボットにAbcコアを組み込む場合、制御システムを改造したり、専用のロボットを製作したりする必要があった。協働ロボット向けのデバイスでは、既存のものに外付けするため設計や製作期間を大幅に短縮する。

協働ロボットは2台使い、1台は現場の作業用、もう1台は人の遠隔操作用に用意する。高温など作業環境が厳しい現場や危険な作業を伴う現場での導入を見込む。

新型コロナの感染拡大で遠隔操作のニーズは高まっており、同社への問い合わせも増えているという。溝口貴弘最高経営責任者(CEO)は「集めたデータを分析し、適切な力を覚えたロボットアームを使って現場作業の自動化を実現したい」と話す。

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