被害者の会副会長が献花 和歌山毒物カレー事件22年

2020/7/25 10:57
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1998年に和歌山市園部の夏祭り会場でヒ素が混入したカレーを食べた4人が死亡、63人が急性ヒ素中毒になった毒物カレー事件は25日、発生から22年を迎えた。地元住民らでつくる「カレー事件被害者の会」の杉谷安生副会長(73)が、現在は空き地となっている現場に献花した。

毒物カレー事件の現場に献花する杉谷さん(25日午前、和歌山市)=共同

雨の降りしきる中、ユリなどの花束を供えた杉谷さんは「亡くなった方を思うと、胸が痛み、悲しみや怒りを感じる。どこでも起こり得る事件だ。事件を風化させないように今後も献花を続けていきたい」と語った。

自治会が開いてきた慰霊祭は2009年に開催したのが最後。以降は有志で献花を続けてきた。

当時、高校2年だった杉谷さんの長女はカレーを食べて入院した。

事件では、09年に林真須美死刑囚(59)の死刑が確定。今年3月24日に大阪高裁が再審を認めない決定をした。林死刑囚側はその後、決定を不服とし、最高裁に特別抗告した。〔共同〕

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