愛知で97人感染 3日連続で過去最多更新
愛知県と名古屋市などは23日午後10時までに、県内に住む10~80代の男女計97人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。名古屋市の発表分が62人を占める。県内の感染確認は計871人となった。同県の1日当たりの感染発表数としては、3日連続で過去最多を更新した。重症者はいない。

大村秀章知事は23日の臨時記者会見で「感染経路不明も増えており、警戒が必要だ」と述べ、首都圏への不要不急の移動自粛や、軽症や無症状の割合が高い20、30代の若年層の行動自粛を呼び掛けた。県民に警戒を促すため23日夜から、名古屋市のシンボル「名古屋テレビ塔」の黄色ライトアップを始めた。

県などによると、名古屋市の20代女性は市内の私立保育園の保育士で、感染経路は不明。同市と碧南市の30~50代の男性3人は、名古屋市の飲食店で発生したクラスター(感染者集団)に含まれる。豊橋市の20代男性会社員は11日、名古屋市で感染者が複数発生している飲食店を利用していた。豊田市の30代男性は県警緑署の警察官で、感染経路は不明。
また名古屋学院大は23日、学生1人の感染が判明したと公表した。
〔共同〕