静岡銀、投資用不動産の審査にAIを活用
静岡銀行は不動産投資を希望する顧客向けに、リスクをより具体的に試算できる人工知能(AI)を導入した。提携するITベンチャーのリーウェイズ(東京・渋谷)が持つ賃料データを使い、空室率の上昇や賃料の下落などを予測し、融資審査をより高度にする。
導入したのはAIシミュレーション「シズギンインベストメントプランナー」。東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県と名古屋市が対象地域。まずは、行員はこれまでの審査をおこないつつ、参考としてAIの試算を出して、顧客への不動産評価の説明に使う。
AIはリーウェイズが持つ既存の仕組みに、静岡銀が独自に持つ経費などの評価手法を組み合わせて共同開発した。