/

米eBay、個人間売買の広告事業を売却 約9800億円

【シリコンバレー=白石武志】米電子商取引(EC)大手のイーベイは21日、個人間の物品の売買や不動産情報などを紹介する「クラシファイド」と呼ぶネット広告事業を北欧の同業に売却すると発表した。売却額は92億ドル(約9800億円)。イーベイはネット競売などの本業に専念する。

イーベイは株主から非中核事業の売却を求められていた=ロイター

売却先はノルウェーに本社を置くクラシファイド広告大手アデビンタ。同社は買収によって約20カ国で10億人規模の顧客基盤を持つことになり、この分野の世界最大手になるという。支払いは25億ドルの現金と株式を組み合わせるため、イーベイは手続き完了後にアデビンタの議決権の33%を持つ筆頭株主となる見込みだ。

イーベイは現在、北米や欧州などの13カ国でクラシファイド広告を手掛けているが、類似の機能を持つ「フェイスブック」などのネットサービスに押されていた。イーベイの20年1~3月期決算ではクラシファイド広告事業の売上高は全体の1割前後にとどまり、EC事業との相乗効果も十分ではなかった。

新型コロナウイルスの影響による「巣ごもり消費」の拡大で米国のEC市場は活況だが、イーベイの業績はライバルの米アマゾン・ドット・コムなどに比べ出遅れている。物言う株主(アクティビスト)として知られる米エリオット・マネジメントがイーベイに対し非中核事業の売却を求めるなど、近年は業績改善を求める株式市場からの圧力にさらされていた。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン